クリスマスケーキに異変…『卵』の価格高騰止まらず 夏の猛暑の影響で今後は鳥インフルエンザによる卵不足の恐れも
■高騰のあおりを受けている「ケーキ店」
名古屋市東区のケーキ店「パティスリー リムーザン」では、卵の仕入れ値が1キロ385円と、23年の同じ時期に比べて30円以上高騰していることを受け、予約受け付けを始めたクリスマスケーキの値段も5~10%ほど値上げしているといいます。 一番人気・5号サイズのホールケーキは、23年から500円値上げしました。卵に加え、ケーキに欠かせない「いちご」も暑さの影響で高止まりしているうえ、柊やサンタの飾りつけも軒並み高騰するなか、値上げを決断しました。 鈴木佑貴彦シェフ: (卵は)なくてはお店が成り立たない。つらいですけど、使わないわけにいかないので。全てが値上がりしているので、消費者の方も買い控えが大きいんじゃないかなと思います。できれば注文が多い方がいいですよね。
■専門家「年内はもう少し高くなり高止まりも」
卵の高騰がいつまで続くのかについて、東京農業大元教授の信岡誠治さんによると、「年内はもう少し高くなって、高止まりも」としています。 また、スーパー「新鮮市場いせや」の福丸明男社長は、「鳥インフルエンザに加えて、飼育費、人件費の上昇も影響している。年明けになれば落ち着くか」と話していました。 (東海テレビ)
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