金沢の町家ギャラリーでイラストレーター・密田恵さん個展 冬の金沢に彩り
イラストレーター・密田恵さんの個展が11月30日から、ギャラリー日色(金沢市野町3)で開かれている。(金沢経済新聞) 【写真】展示の様子 神奈川県在住の密田さん。旧鶴来街道沿いにある古い町家をリノベーションした同ギャラリーは、密田さんが卒業した金沢美大の同級生・中村真美さんが経営する。開催は、5年前に声をかけられ個展を開いたのに続き今回で2度目。 水彩で描いたさまざまな色や模様の紙を切り抜いてコラージュする作風が「にじんだり色が重なったりするところが自分に合っている」という密田さん。イラストもデジタルで作品を作る時代になったが、あえて手作業で作品を制作しているという。 作品は植物をモチーフにしながら、「人物を配することによって物語性を持たせるようにしている。見た人にそれぞれに想像してもらいたい」と話す。色に関しては、「金沢の環境を意識して調整した。冬の金沢は天気も悪いが、作品の色が生活のスパイスになって、見る人が温かい気持ちになってもらえれば」と話す。 ギャラリーの吹き抜けには紙を切り抜いて作った自作のモビールをつり、空間を演出した。自身のイラストを使ったポーチやスカーフなどのグッズも販売している。 開催時間は11時~18時。水曜・木曜定休。入場無料。12月15日まで。
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