手越祐也「もう1回イチから歌筋を鍛え直したよ」ソロ活動後に直面した“現実”とは?
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、手越祐也さんとドラマー&シンガーのマイキさん。ここでは、手越さんがソロになったばかりのライブで痛感したことを振り返ります。
◆ボーカル力で覆すしかない
マイキ:手越さんは、どうやってそんなハイトーン(の歌声)が出せるようになったんですか? もともとですか? 手越:どうなんだろう? でも、昔からロックでキーの高いアーティストが好きだった。X JAPAN、L'Arc-en-Ciel、ポルノグラフィティとか。 マイキ:カラオケで歌ってみたら(高い声が)出ちゃった、みたいな(笑)? 手越:いや、最初はやっぱり歌えないじゃん、特に声変わりの直後なんて。俺は声変わりがだいたい中1ぐらいにあって、中3でもともといた事務所に歌を評価されて入ったから、(歌をアピールするために頑張って)うまくなるしかなかったというか。 そもそも、グループの先輩方と人気でも芸歴でも差が離れていたから、“ボーカル力で覆すしかない!”と思って、中3か高1のときに自分でボイストレーナーを見つけて、高校の帰りに渋谷のカラオケにボイストレーナーと一緒に行って。その頃から、発声の仕方とかをイチからちゃんと学んでいった、っていう感じかな。 マイキ:そうなんですね! ハイトーンが出る他の先輩からも話を聞いたことがあるんですけど、「(無理矢理ハイトーンを出し続けて)声をからしていたら、ハイトーンが出るようになった」っておっしゃっていて。 手越:だから“歌筋”だと思うよ。もちろん、筋肉も衰えていくことがあると思うけど、年齢を重ねていって“高いキーを出すのがだるい”と感じてキーを下げだしたら、上が出なくなると思う。 マイキ:確かに。 手越:だって、いまだに原キー(原曲のキー)で歌い続けているアーティストもいるけど、下げたら、そのキーを出す筋肉が衰えるから(歌い続けないと)出にくくなっちゃうと思うんだよね。