若葉竜也“三瓶”「3回断られたんですよね」と岡山天音“綾野”にけん制する様子がかわいらしくて胸キュン<アンメット>
杉咲花が記憶障害を抱える脳外科医を演じる、医療ヒューマンドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(毎週月曜夜10:00-10:54、カンテレ・フジテレビ系)の第8話が6月3日に放送された。綾野(岡山天音)が過去にミヤビ(杉咲)から振られていることを言い、綾野をけん制する三瓶(若葉竜也)が子どもっぽくてかわいらしくキュンとさせられた。(以下、作品のネタバレを含みます) 【写真】笑顔でトランプするミヤビ(杉咲花)と三瓶(若葉竜也) ■「アンメット ある脳外科医の日記」とは 本作は、“記憶障害の脳外科医”という前代未聞の主人公・ミヤビ(杉咲)が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ。原作は、講談社「モーニング」で連載中の同名漫画で、元脳外科医である子鹿ゆずるが描く“リアル脳外科医”の世界が、医療従事者のみならず、各方面から絶賛されている。 ある事故で脳を損傷し、記憶障害を抱えている丘陵セントラル病院の脳外科医・川内ミヤビを杉咲が演じるほか、同じく脳外科医で優秀だが変わり者の三瓶友治に若葉、救急部長で脳外科も兼務している星前宏太に千葉雄大、看護師長の津幡玲子に吉瀬美智子、ミヤビの主治医である関東医大病院の脳外科教授の大迫紘一に井浦新が扮(ふん)する。主題歌はあいみょんによる「会いに行くのに」。 ■脳外科医のミヤビは不慮の事故で過去2年間の記憶を全て失う 1年半前、不慮の事故で脳を損傷した脳外科医の川内ミヤビは、過去2年間の記憶を全て失い、新しい記憶も1日限り、寝て起きたら前日の記憶がなくなってしまう記憶障害に。ミヤビの1日は毎朝5時に起きて机の上の日記を読み、失った記憶を覚え直すことから始まる。 現在は、関東医科大学病院脳神経外科の教授・大迫の治療を受けながら、記憶をなくす前の研修先だった丘陵セントラル病院に勤務しているが、医療行為は一切行わず、看護助手として働いていた。しかし、同じ脳外科医・三瓶に促されて手術を無事に成功させ、脳外科医に戻ることを考える。 麻衣(生田絵梨花)は祖父であり、関東医大・同窓会長で西島医療グループの最高権力者・西島秀雄(酒向芳)が、関東医科大学病院の建て替えのため、綾野病院を利用するつもりだと知る。“ある決意”を固めた麻衣は綾野との結婚をやめると言い出す。しかし、麻衣との結婚で西島グループの傘下に入らなければ、多額の借金を抱える綾野病院は確実につぶれてしまうことに。 そんな中、往診に出掛けた勲(飯田基祐)が、交通事故で頭部に外傷を負って丘陵セントラル病院に運び込まれる。手術はミヤビたちの手によって無事に終わるが、勲には喜怒哀楽を抑えられなくなる「社会的行動障害」という後遺症が残る。 ■綾野「ほっとするんだよね。居てくれるだけで、ミヤビちゃんは」 ミヤビが綾野に勲の治療の計画の説明をするが、綾野は不安げに考え事をして返答をせず、「綾野先生」とミヤビが声を掛けると、「あぁ、ごめん」と綾野はわれに返る。ミヤビが「心配ですよね」と言うと、「まぁね。ああ言う人だから迷惑かけるかもしれないけど、よろしくお願いします」と綾野は頭を下げる。 「はい」とミヤビが笑顔を向けると、綾野が「ミヤビちゃんが主治医でほんと、良かったよ」と言う。「ほっとするんだよね。居てくれるだけで、ミヤビちゃんは」と綾野が続けると、ふと驚いたような表情をするミヤビ。 「ほっとするんだよね。居てくれるだけで、ミヤビちゃんは。付き合ってくれない?俺と」と美術館で綾野から言われた過去がミヤビの脳裏を過ぎる。 「あの、美術館に一緒に行きました?」とミヤビが綾野に尋ねる。近くでパソコンに向かっていた三瓶が手を止めて、ミヤビたちのほうを向く。綾野はハッとして「行ったよ。俺が付き合ってって言ったのも思い出した?」と聞くと、ミヤビが答えないうちに三瓶が「断られたんですよね」と口を挟む。 「三瓶ね、ミヤビちゃんも思い出してないことを勝手に言うのはどうなの?」と綾野がいさめるが、三瓶は無視して「3回。3回断られたんですよね」と畳み掛けるのだった。ミヤビのこととなるとむきになってけん制する三瓶が子どものようでかわいらしく、キュンとさせられた。 ◆構成・文=入江奈々