夫婦で伝える【0歳からの性教育】一体何から?どうやって?専門家が詳しく解説|VERY
0歳から始められる!子どもに伝えたいこと5選
子どもには「人と人との間には境界があって、そこに入るには同意が必要」から 親に対しても、友達に対しても同意はもちろん必要 人と人の間にある境界線を越えるときには、相手が誰であれ同意を取る必要があります。それは親でも友達でも同じ。「手を繋いでいい?」「ギューしていい?」などを相手に尋ねることは「そのおもちゃ貸して」と同じなんです。逆に、同意を求められたとき、自分が嫌だなと感じたら「イヤ!」と答えていい。“境界”と“同意”の習慣を徹底して。 0歳からは「心地よいタッチを教えてあげる」ことを まずはオムツを替えるときには、「オムツを替えようね。お尻をキレイにしようね」など、声をかけてからにしましょう。これだけで、“同意をきちんと取る”という性教育をしていると言えます。また、触れ合いを数多くすることもポイントです。心地よいタッチがどんなものなのか、というのを知る経験をたくさんさせてください。 子どもの性の疑問にはあいまいに答えないこと 性の話は恥ずかしいもの・隠すものと捉えず、サイエンスと考えて、ごまかさずに教えてあげましょう。「赤ちゃんはどうやってできるの?」と聞かれたら「赤ちゃんのもと同士がくっつくと赤ちゃんになるんだよ」とか。すぐに話すのが難しい場合は、「わかりやすく伝えたいから週末まで待ってね」などと時間をもらって、整理するのも◎。 男女の違いより「その子がその子らしくいられるか」 3歳くらいで自分の体に興味を持ち始めたら、お風呂に入っているときに、パーツを口に出して教えてあげましょう。自分で洗えるようになったら、ケアの仕方も教えられますね。無理に男女の違いを教えることはありません。それぞれみんな違う、みんなそれぞれ素敵なんだよ、と自分らしさを誇れる基盤を作ってあげることが重要です。 子どもが「嫌なことを嫌と言える」、それを受け入れてもらえる体験を 特に2歳前後からはじまるイヤイヤ期に大切なのが、イヤイヤを尊重してあげること。嫌と言えることって本当に重要なんです。なんでもかんでもイヤイヤされると親もゲンナリしてしまうのもわかりますが、できる限り「嫌なんだね」といったん受け入れてあげて。頭ごなしにしてばかりだと、嫌と言うことが無力に感じてしまうように。