武田一顕氏「絶対に合わない」石破首相のトランプ米次期大統領との関係を不安視
元TBS記者でジャーナリストの武田一顕氏が11日、MBSテレビ「よんチャンTV」(月~金曜午後3時40分=関西ローカル)に出演し、第103代首相に選出された自民党の石破茂氏と米国のドナルド・トランプ次期大統領に関係性について言及した。 石破氏はこの日、衆院本会議で行われた首相指名選挙で、立憲民主党の野田佳彦代表との決選投票の結果、第103代首相に選出された。 武田氏は石破内閣を「戦後最弱」として、「決選投票で勝って、指名された時の顔つきが弱々しいでしょ? 本当に戦って勝ってきた小泉純一郎さんとか、昔の田中角栄は精力がみなぎった顔だった」。弱いといわれた内閣で挽回したのは小渕恵三内閣のみだと指摘し、「他の内閣はボロボロになって短期で辞めていった。私は石破さんがそんなに長く続くとはとても思えない。来年の春にものすごい険しい壁がやってくるでしょう」と持論を述べた。 番組では、石破首相を待つ“3つの壁”として、予算、来年の参院選、トランプ氏との関係を掲げた。 武田氏は石破首相とトランプ氏との関係について、第2次世界大戦時、英国のチャーチル元首相が米国のフランクリン・ルーズベルト元大統領に「自分ほどかいがいしく仕えた者はいない」と頭を下げた例を挙げ、「石破さんは権力基盤が弱いから、トランプさんにそこまでやらないと、トランプさんは相手にしないでしょうね」。 山中真アナウンサーから「(石破首相が)そこまで頭を下げるタイプの方なんでしょうか?」と聞かれると、「そういうことしないので。どちらかというとネチっこく、本を読んで、これが正しいというの論理的に詰めようとするから、そりゃ、トランプになんか絶対に合わない」と不安視していた。