仏首相、予算を強行採択へ 内閣不信任案4日にも採決
[パリ 2日 ロイター] - バルニエ首相は、憲法上の特別権限を行使し、2025年予算法案を強行採択すると発表した。議会の採決なしに法案を成立させる憲法49条3項を発動する。 バルニエ氏は演説で議員らに対し、「われわれは正念場を迎えている」とした。 フランスの極右政党「国民連合(RN)」と左派連合「新人民戦線(NFP)」は2日、バルニエ首相に対する内閣不信任案に賛成する意向を表明した。これを受け、今週後半にも政権が崩壊することがほぼ確実となった。 不信任案は早ければ4日にも採決される可能性がある。憲法の規定によると、内閣不信任案は強行採択から24時間以内に提出することとなっている。