【東スポ杯2歳S】新馬戦の内容は後のGⅠ馬2頭を上回る 本命はデータ、血統も文句なしのクロワデュノール
3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は11月16日(土)に東京競馬場で行われる東京スポーツ杯2歳ステークスについて下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。 【マイルチャンピオンシップ2024 推奨馬】持ちタイムNo.1! 勝率33.3%&複勝率66.7%データ該当 (SPAIA) ・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」 ・目には見えない上積みを探る「前走内容」 ・適性と素質を知るための「血統評価」 特別登録のあった9頭を検討対象とし、過去10年のデータを使用する。
重要データ:前走1800m組に注目
東スポ杯2歳Sは年末の2歳GⅠに向けて大切な一戦となる。重要視したいデータは前走距離だ。勝ち馬が出ている前走距離は1600mと1800mの2つ。 1600mは【2-1-3-12】で単勝回収率50%、複勝回収率77%。1800mは【8-5-6-40】で単勝回収率125%、複勝回収率70%となっている。よって注目するのは前走1800m組。今回人気が予想されるレッドキングリーはこのデータに該当しないため割引が必要だ。 前走1800m組についてもう少し深掘りする。前走が未勝利戦だった馬からは勝ち馬が出ていない。新馬戦組が【5-2-2-15】で単勝回収率113%、複勝回収率59%。OP・L組は今年、特別登録に該当馬がいないため割愛する。GⅢ組は【1-0-0-6】で単勝回収率548%、複勝回収率108%となっている。 前走新馬戦組については前走で上がり3F2位以内の脚を使っていることが重要。勝ち馬は全てこのデータに該当する。そのため、ジーティーマンはこのデータから外れる。 前走GⅢ組から唯一勝利したのは18年のニシノデイジーで、前走の札幌2歳Sを勝利しての臨戦だった。今年はファイアンクランツが札幌2歳Sから登録しているが、前走3着のためデータからは少し外れる。 【前走1800m新馬戦1着で上がり3F2位以内の登録馬】 ・クロワデュノール ・デルアヴァー
前走内容:クロワデュノールの新馬戦
クロワデュノールの前走は1800m・新馬戦1着。2着に0.4秒差つけての圧勝。そのときの2着馬は次走で勝ち上がり、サウジアラビアRC5着のアルレッキーノだった。レースレベルも低いわけではない。 勝ち時計1分46秒7はとてつもなく優秀。2歳時に1800m戦で上がり4F45.4秒以下かつ勝ち時計1分49秒9以下の時計で勝利したのは二冠牝馬チェルヴィニア、皐月賞馬ジオグリフ、アイビーSとプリンシパルS勝ちのダノンエアズロックと本馬の4例のみとなっている。 チェルヴィニアは1分46秒9、ジオグリフとダノンエアズロックは1分48秒2で勝っているので、本馬の1分46秒7という数字は最も優秀な勝ち時計となる。加えて、レースでは抜け出しが早かった分、最後は流して勝利しており、併せてくる馬がいればもっと時計は速かっただろう。これまでの3頭と比べても本馬の実力がOP級以上であることは明白。ここでも大注目の一頭だ。