【フェブラリーS】本命不在で大混戦 注目は芝GⅠ馬シャンパンカラーと同舞台2勝のウィルソンテソーロ
基本は上位人気と4、5歳優勢
サウジカップデーを翌週に控え、レモンポップ、ウシュバテソーロ、メイショウハリオらチャンピオンクラスは不在。さらに前哨戦を勝ったエンペラーワケア、ウィリアムバローズもいない。芝からの転戦馬も多く、賞金獲得順で東海S2着オメガギネスも除外対象と、今年のフェブラリーSはデータ予想がほぼ通用しない。 【京都記念2024 推奨馬】パワー型で時計のかかる馬場は歓迎、単勝回収率239%の好データ該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) かわって地方からイグナイター、スピーディキック、ミックファイアが参戦し、話題の中心になる。イグナイターはJBCスプリントV、マイルCS南部杯2着、ミックファイアはJDD勝ち馬、スピーディキックは昨年レモンポップから1秒差6着。3頭とも実績は申し分ない。今回もデータは過去10年分を使用する。 年に2回のJRAダートGⅠは当然、ダートを主戦場とする馬たちにとってどちらも最大目標になる。一方、地方交流、中東、米国とダート競馬は選択肢も多い。かつてほど超一流馬集結ではないことを踏まえ、人気別成績をみよう。 1番人気は【5-2-2-1】勝率50.0%、複勝率90.0%とまず崩れない。勝った5頭のうち、4頭は東京ダート重賞勝ちがあり、残るインティは前走東海Sを勝っていた。実績か勢いがある1番人気は信頼できる。今年、出走可能ラインより上にいて東京ダート重賞勝ちがあるのはレッドルゼル1頭。同馬は1番人気になりそうになく、フェブラリーSは過去3回出走し、4、6、2着だった。 2番人気【3-2-0-5】勝率30.0%、複勝率50.0%とデータ上、上位人気は崩れない。伏兵もほぼ8番人気以内で、人気薄の台頭はそう多くはない。とはいえ、今年はデータ通りとはいかないだろう。 JRA全10場のダートでもっともスピードを必要とする東京。とりわけ1600mは芝スタートでもあり、問われるスピードが違う。芝と見間違えるほどの決着時計も飛び出すフェブラリーSは若さ優勢。4歳【4-1-1-19】勝率16.0%、複勝率24.0%、5歳【4-4-4-24】勝率11.1%、複勝率33.3%が中心だ。ただ、7歳以上【0-4-2-58】複勝率9.4%などベテランも馬券に組み込む柔軟性を捨てないでおこう。