式に出席したアルパカのソニアと大学院幼児園の園児ら（12日午前11時10分ごろ、ときわ動物園で）

　全国地域安全運動（11～20日）に合わせ、宇部警察署（大浴信正署長）は12日、ときわ動物園（多々良成紀園長）で飼育するアルパカの雌ソニア（7歳）を一日署長に任命した。委嘱状交付式には近くの大学院幼児園の年長児も駆け付け、ソニアに「頑張ってね」とエールを送った。 　 　式は同園アルパカ放飼場前であり、多々良園長、署員6人、園児12人が出席。ソニアは担当飼育員の井上海玖さんに連れられて登場し、大浴署長が多々良園長に委嘱状を手渡す様子を見守った。 　 　大浴署長は「天候にも恵まれて何より。地域の安心・安全のため、ソニアさんと園児さん、一日よろしくお願いします」とあいさつ。子どもたちは、ソニア署長の代わりにうそ電話詐欺被害防止の啓発チラシを来園者に配布しながら「詐欺が増えています。気を付けてください」などと注意を促していた。 　 　同運動は犯罪の無い安全で明るく住みよい地域社会を目指し、全国各地で毎年行われている。重点目標は▽子どもと女性の犯罪被害防止▽うそ電話詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害防止▽自転車盗、万引きの被害防止－の3点。