仏教を再びクールに DJスタイルで法話 韓国
同国の青年仏教徒協会の代表はAFPの取材に対し、ニュジンスニムのパフォーマンスをめぐり、仏教徒の団体や個人から警察に通報があったと説明。
「あのようなパフォーマンスや服装は、仏教の信仰や慣習にふさわしくない」「あれが仏教の慣習だと誤解してほしくない」と話した。
■韓国の総本山は歓迎
だが韓国仏教界の最大宗派、大韓仏教・曹渓宗(チョゲジョン、Jogye Order)側はニュジンスニムに対し、若い信徒を増やすことができるとしてDJスタイルを続けるよう奨励している。
真愚(Jinwoo、チヌ)総務院長は、「若者は、仏教は難しくて古くさいものだと思っている」「そうした思い込みを打ち破るには、伝統に縛られ過ぎない方がいい」と話した。
多くの先進国と同様、韓国では人口減少とともに宗教離れが進んでいる。
ある僧侶(33)は「その最たる宗教が仏教だ」とし、「若者に仏教を広めてくれる人なら誰でも歓迎だ」とAFPに話した。
ニュジンスニムことユンさんは、韓国で仏教人気の再燃に自身が果たしている貢献について、「私が特に何かをしたわけではないので」と謙遜する。
「僧侶の皆さんはとても心が広い。私はただ皆さんに合わせているだけ」 【翻訳編集】 AFPBB News