【プレビュー】ミランがフォンセカ監督の進退かけてダービーへ。ユヴェントスはナポリと激突 | セリエA
2024-25シーズンのセリエA第5節が日本時間21日~24日に開催。 ユヴェントスvsナポリ ともに新監督同士の一戦となるユヴェントスとナポリ。チアゴ・モッタ率いるユヴェントスは開幕から2勝2分けと負けなし。4試合で無失点と守備に変化はみられている一方で、攻撃面での進化はまだ見られていない。ただし、チャンピオンズリーグ第1節でPSVに3-1と完勝。10番ケナン・ユルディズのスーパーゴールが生まれており、チームの状況は上向きだ。 対するナポリはアントニオ・コンテ監督が指揮。現在は3連勝中で2位まで順位が上がってきた。コンテ監督も「私の過去は明らかだ。選手として13年間ユーヴェに在籍し、数年間キャプテンを務め、事実上すべての勝利を手にした。私は3年間監督を務め、9度のスクデットを達成した。私がユーヴェの歴史の一部であるのは、私がユーヴェにしたこと、与えたことのおかげだ。今日、私はナポリのようなチームの監督を務めることができ、本当に嬉しく思っている」と話しており、古巣とのアウェー戦に意欲を燃やす。セリエA注目の上位対決はどのようなものになるのだろうか。 ローマvsウディネーゼ 開幕から3分け1敗と厳しいスタートとなったローマ。18日には、今夏に契約を延長したばかりのダニエレ・デ・ロッシ監督の解任を発表した。選手の間では解任の撤回を求めているとの報道もあり、首脳陣と現場で意見が対立している。とはいえ、元トリノ指揮官イヴァン・ユリッチ監督の就任はすでに決定済みで、新体制で初勝利を目指すこととなる。実績ある新指揮官は古豪を復活させることはできるだろうか。 一方で、ウディネーゼは開幕から3勝1分けで首位をキープ。新戦力のアレクシス・サンチェスは負傷、新星FWイケル・ブラボは出場機会を得られていないが、すぐにインパクトを残しているのが元フランス代表FWフロリアン・トヴァン。2023年1月に加入すると、今季は開幕4試合で3ゴール1アシストと見事な結果を残していて、前述のパルマ戦でも2ゴールを奪ってチームを勝利に導いた。主将としてチームを牽引しており、さらなる活躍に期待したいところだ。 インテルvsミラン 開幕から2勝2分けスタートのインテル。ミッドウィークのチャンピオンズリーグでもマンチェスター・シティを相手にスコアレスドローと互角に渡り合った。新戦力を加えているものの、ラウタロ・マルティネスやマルクス・テュラムといった既存の主力選手は健在で、連覇に向けて不安要素は少ない。 対するミランはパウロ・フォンセカ監督の下で苦戦気味。今季の公式戦1勝2分け2敗となっており、すでにフォンセカ監督の更迭論も浮上している。現地メディアも「インテル戦は、ただ勝つだけではダメかもしれない」との論調を展開しており、結果と内容がともに求められる一戦に。ミランにとってはこの序盤戦のダービーマッチが大きな意味を持つこととなりそうだ。