【からつボート(モーニング)一般】川原祐明 A1勝負駆けを「強く意識」
<28日・からつボート・初日> デビューから丸10年。115期の川原祐明(29)=香川=がA1復帰の勝負駆けに死力を尽くす。「(A1復帰を)強く意識しています。来年は地元でオールスターもあるし、選ばれる権利だけは持っておきたい」 精力的に整備を施して臨んだ初日の2走は3、1着にまとめた。今期勝率(27日時点)は6.09。A1昇格ボーダーを6.20前後と想定すれば、一走一走取りこぼせない瀬戸際の戦いが続く。だが、「まだ反応が薄い。もう少し上積みが欲しい」と57号機の手応えはイマイチ。さらなる整備も示唆した。 9月のヤングダービー(桐生)では優出(2着)を果たす活躍を見せた。ただ本人は「あれは勝っておきたかったです」と今でも無念さをにじませたが、ラストイヤーで存在感を十分に示した。また、同期にはそのヤングダービーを制した関浩哉、仲谷颯仁、豊田健士郎ら次世代を担う猛者達がずらり。「置いてけぼりにならないようにしたい」とライバルにも負けてはいられない。 「ここで優勝戦まで行けばおのずと勝率も上がるし、何とか頑張りたい」。まずは目の前のレースに集中してファイナル進出を目指す。