【バドミントン全英オープン】「日本人対決は難しい部分があるけど、挑戦者の気持ちで戦うことができた」(渡辺勇大)
保木卓朗/小林優吾 男子ダブルス1回戦でレーン/ベンディ(イングランド)に2-0で勝利
3月12日にBWFワールドツアー・全英オープン(バーミンガム・Super1000)が開幕した。ここでは、13日に行なわれた大会2日目(1回戦)を戦った選手のコメントを紹介する。 ――地元ペアに1ゲーム目をいい形で取れた 保木 サービスまわりから、自分たちのいい形をつくれたのがよかったと思います。(2ゲーム目は)相手のプレースタイルが変わって、こちらが攻めてもそこで連続で打たせないように落とす展開にしてきたので、そこが1ゲーム目と違ってやりにくかったです。 小林 1ゲーム目をあの展開(21-9)で取ると、2ゲーム目は相手が開き直ってくることはよくあること。今日はちょっとミスが先行してしまったり、出だしで先にいかれてしまった部分もある。そうなった時に、気持ちを引き締めることをもう1回、再確認したいと思います。 ――全英オープンの目標 保木 オールイングランドは出る選手みんなが取りたいタイトルの一つ。自分たちもそこを本当にめざしています。今大会については、本当に優勝、タイトルを取りたいっていうのを意識して入ってます。 小林 自分のプレーを出すというのは今大会の目標。ちょっと調子がいいので、そこも考えながら。この調子を試合では出せない、という嫌なイメージを持たずに、この調子を試合でも出すための準備をしていきたいです。
渡辺勇大/東野有紗 混合ダブルス1回戦で山下恭平/緑川大輝に2-0で勝利
ーー1回戦を終えて 渡辺 日本人対決だったので難しい部分はありましたけど、挑戦者の気持ちで戦うことができました。 東野 先週(フランスオープン)は、自分自身が全然ダメでした。いろんなことを課題にして、それに対する準備はやってこれたと思います。 ―課題とは? 東野 自分が意図を持って、前に入る配球をしっかりすることを重点的に考えながらやることです。ただ前に入るのではなくて、その次の球の準備を考えながら前に入るようにしました。 ――2ゲーム目は競り合いになった 東野 シャトルが飛ぶ、飛ばないがあるので、それにちょっと苦戦しました。相手はサービスまわりを1ゲーム目から変えてきたので、そこでミスする部分が多く、ちょっと競り合いになってしまったかなと思います。 ――2ゲーム目、大きく声を出す場面が多かった 渡辺 焦った場面はどうしても緊張してしまうけど、向かっていく気持ちを忘れずに、というのが僕らのいいところだと思う。それも経験値かなと思います。 ――渡辺選手はフランスオープンの反省、課題などはあるか 渡辺 もちろん負けたことは2人に悪かったところがあったから。ダブルスは2人でやるものなので、カバーしきれなかったのもそうだと思うし、僕にもできることがもっとあったと思う。でも、まずは楽しむということを、今週は大事にしてやりたいなと思ってます。 ――全英は相性のいい大会 渡辺 大好きな大会だし、得意というほど得意なのかわかんないですけど、成績が出てるという意味では、得意な環境なのかなと思うようにしています。1秒でも長くコートに立ちたいです。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/Getty Images