【センスあふれる古牧ゆかりさんの部屋づくり】モロッコで出会った食器や雑貨に囲まれて暮らす
これまで世界55カ国以上を旅して集めてきた器やファブリックで、“自分らしく心地よい空間”を作り上げている、スタイリスト古牧ゆかりさんの部屋をレポート。今回はモロッコで出会った素敵な物を旅の記憶と共にご紹介 【写真】古牧ゆかりさんのモロッコ旅
モロッコの伝統的な柄が美しいお皿やテーブルクロス。少しだけ深さのある手前のお皿は、シチューやパスタ、丼物など、毎日のように愛用しているという古牧さんのお気に入り
海や砂漠といった大自然や旧市街の美しい街並み、心ときめくかわいい物に溢れたモロッコは、無類の旅好きである古牧さんが、最も多く旅した場所。訪れる度に買い足してきた食器や雑貨は、今も古牧さんの暮らしに欠かせない存在になっている。 「モロッコにはこれまで7回訪れています。初めて旅したのは20代の頃。仕事で訪れたパリコレの帰りに休暇を取って行きました。その時は、スペインの外れにある海峡から船でモロッコに入ったんですけど、“ついにアフリカ大陸にきた!”と、とても感動したのを覚えています。 それからすっかりモロッコにハマってしまって、20代後半から3年間パリ暮らしをしていた頃には、バカンスの定番スポットになっていました」
幾何学的なモロッカン柄の玄関マットと行く度に買い足しているというモロッコスリッパ 毎回必ず買っているというのが、モロッコスリッパ。特に女性物のキラキラとした装飾がお気に入りだと古牧さん。 「旧市街の小道には、食器や日用品、土産物と、いろんなお店がずらりと並ぶスーク(市場)があって、そこで買い物をするのが、毎回のお楽しみです。スリッパなどの革物はピンクやブルー、グリーンとカラーパレットも豊富なので、“今回は何色を買おうかな~”って考えるのも楽しいですし、どのアイテムもハンドメイトならではの風合いが感じられて素敵なんです」
リビングにいつも置いているモロッコプフ。「カバーだけが売っていて、中身は布などを詰めて好きな硬さに仕上げるんです」(古牧さん)