仙台白百合学園中・高で全面人工芝グラウンドお披露目会…鈴木里香校長「地域の皆さんの交流の場に」
サッカー・マイナビ仙台レディースと連携する仙台白百合学園中・高(仙台市)は22日、全面人工芝となったグラウンドのお披露目会を行った。これまで土のグラウンドだったが、3月21日に着工し、5月24日に完成。107メートル×66メートル、7062平方メートルで、フルコートでサッカーの試合ができる広さを持つ。ウレタン製の100メートルレーンが3本設置され、ナイター設備も整う。今年度中は要予約だが、一般にも使用料無料で開放予定。鈴木里香校長は「念願の人工芝でうれしい。地域の皆さんの交流の場として活用してもらいたい」と笑顔。さらに、環境が整ったことで来年4月から高校にサッカー部を創設する意向も示した。 この日は「白百合杯 中学生女子サッカー交歓大会」が開催され、4チームが参加。リトルスターズが決勝でウルスラレーベンFCを1―0で破って初代女王に輝いた。決勝点を決めたMF村越葉羽(よう、3年)は「いいコースでシュートできた。優勝できてよかった」と振り返った。 大会後はエキシビションマッチとしてマイナビ仙台ジュニアユースと中学生たちの交流試合などが行われた。同校に通い、ジュニアユースに所属するDF保美羽(3年)は「すごく蹴りやすくてボールがきれいな軌道で飛ぶ。いい環境で練習ができるようになって幸せです」と新しい芝の感触に喜んでいた。 (秋元 萌佳)
報知新聞社