廃油せっけんの“鏡餅”で「お供えくずし」 女性グループが県庁で無料配布【長崎】
松の内を過ぎ正月気分が抜けた頃ですが、県庁では少し変わった「鏡開き」が行われました。 めでたい正月飾りをあしらった立派な鏡餅…のように見えますが、こちらは廃油から作ったせっけんの鏡餅です。 県内5つの婦人会が使い終わった油を家庭から集め、環境を考えて手作りしました。 諫早市役所には毎年飾ってきましたが、今回、初めて県庁にも供えました。 県庁のエントランスでは関係者が鏡開きを行い、廃油石けんを小分けにして職員や訪れた市民に配りました。 県地域婦人団体連絡協議会 兒玉涼子 会長 「家庭から出る廃油を垂れ流すんじゃなくて何かに利用できないかということで」「口伝えでこういうことをやっていたよと伝わっていって、楽しい活動をしながら環境問題に取り組めていけたらいいな」 市民 「楽しみです 使います」 せっけんには有用な微生物を含んだEM液が混ぜられていて、各家庭で使うと下水道の浄化にもつながるのではと期待されています。
テレビ長崎