静岡県知事選挙 激戦を制したのは前浜松市長の鈴木康友氏 転換期を迎えた今後の静岡県政は
オール静岡にしていくためには
史上初めて、静岡市と浜松市の出身者による、事実上の一騎打ちとなった今回の知事選。 新知事誕生の原動力となったのは浜松での圧倒的な支持であり、選挙戦初日の夜、浜松市で開いた出陣式がそれを象徴していました。 「やすともさーん!やすともさーん!」 鈴木康友氏: 「本当に多くの皆様にソラモに集まっていただき、今、感無量です」 鈴木さんは浜松市中心部を含む中央区で18万票を獲得。 大村さんにトリプルスコアに近い大差を付けました。 (浜松・中央区 鈴木氏…18万196票 大村氏…6万3639票) 一方、県都・静岡市では、大村さんの出身地ということもあって、9万票余りと水をあけられました。 (静岡市 鈴木氏…8万4081票 大村氏…17万7544票) Qオール静岡にしていくための対応は? 鈴木康友氏: 「中部や東部、西部以外の地域の県民の皆さんに西部だけの鈴木康友ではないということをしっかり理解していただいて、信頼してもらわなければいけませんので、そこは仕事を通じて県民の理解を深めていきたい」 川勝知事の突然の辞職に伴う今回の知事選。 静岡県政は大きな転換点を迎えています。 Q.川勝県政は15年続きました。その15年、刷新する点、継承する点、改めて教えてください 鈴木康友氏: 「川勝知事の発信力という点では、私は優れた知事だったと思いますし、私もそうした発信力、さらに磨きをかけて、静岡県のブランド力を発信していきたいと思いますし、リニアの問題でも様々な課題を浮き彫りにしていただきましたので、そうした課題に真摯に向き合って、現実的な解決策を見出していきたいと考えております」
新知事の鈴木さんへの期待を県民に聞きました。 富士市民(30代) 「いろいろな企業が入ってくることで静岡県の働き方も変わると思うし、そういうところの多様性には期待している。」 静岡市民(50代) 「静岡県はリニアの問題とかで県政が混乱してしまっているので、それを立て直して、なおかつ静岡市は人口が減っていますし、県全体としては人口流出が激しいので、そうした魅力あるまちづくり、活気のあるまちづくりをしていただきたい」 浜松市民(70代) 「浜松市民として元市長が県知事になったというのは誇らしいと思っている。県民の福祉を第1に考えてほしい」 浜松市民(80代) 「浜松市民としては、当然、康友さんを推すと思ったよ。当選したからには頑張ってもらわないとね、いろいろと。東部もいろいろ考えて、県全体を考えて物事やってもらいたい」