老けたくないけど「やっぱり酒が飲みたい」人に医師が教えるお酒の選び方
食べもののたんぱく質量は、例えば、牛赤身肉100グラムのたんぱく質量は22・5グラム、鶏もも肉100グラムのたんぱく質量は約27グラム、ゆで玉子1個のタンパク質量は6.6グラム、納豆1パックのたんぱく質量は6.6~8.3グラムです。「たんぱく質の1日の必要摂取量は意外と多い」とびっくりされるかもしれませんが、この量をできれば1日の朝昼夜で分散して摂取できればいいのです。食材のたんぱく質量は、インターネットなどで調べることができます。
お昼にたんぱく質ともう1つ大切なのが野菜です。特に生野菜はビタミン類や酵素が豊富で、代謝のサイクルを助けてくれます。昼間にサラダをたっぷり食べる際は、エキストラバージンオリーブオイルを合わせることをおすすめします。 ■間食では甘い物もOK 夕食は肉類を控えめに 【間食(16~17時)】 夕方は膵臓の動きが活発になり、インスリンの分泌が高まります。そのため、甘い物を食べても膵臓の負担が少なく、最も太りづらい時間帯です。ショーシャ博士が間食としてすすめるのは、抗酸化作用のある食べ物です。特によいのがカカオ成分70%以上の高カカオチョコレートです。カカオは抗酸化物質を作りだす上にセロトニンやドーパミンの生産にも関わってくれます。そのほか、ブルーベリーやイチゴなどの抗酸化作用がある果物類です。果物はお菓子などと違いインスリンを急激に分泌させることもないため午後に理想的です。
【夜(18~24時)】 夜になると肝臓の代謝機能が弱まるため、できるだけ肉類は減らしたいです。膵臓の動きも弱まるため、糖類、炭水化物、果物類は控え目がいいでしょう。なお、アルコールは糖質なので血糖値を急上昇させます。お酒を飲みたい方は、抗酸化物質であるポリフェノールが多く含まれる赤ワインが理想的ですが、何のお酒であれ、水を合わせて飲むことで、血糖値の急上昇を抑えられます。 また1回ずつの食事での食べる順番も重要です。野菜やたんぱく質から食べましょう。食べ始めに炭水化物を摂ると、血糖値がぐんと上がり、インスリンが大量分泌され食事の間に血糖値が上がりづらくなってしまうのです。血糖値が激しく乱高下することになり、内臓に負担を与え、細胞の炎症(老化)につながります。