バスで遊べ!! バスを楽しめ!! マニア視点でバスを見ると毎日が楽しくなる……はず!!
鉄道マニアと同様にバスマニアにも多くの「分野」が存在する。つまり専門とする内容により趣味の範囲が異なるのだ。さんなバスマニアの最近の声を集めてみた。興味のない方には、こんな世界もあるんだと怖いもの見たさの感覚でのぞいていただきたい。 【画像ギャラリー】マニアの視点でバスを見ると毎日が楽しくなる!プロの意見と同じ結論になることもアリ?(15枚) 文/写真:古川智規(バスマガジン編集部) (詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■バスの車体は別メーカー!
バスは乗用車と異なり、エンジンの他にバスの土台や骨組みとなるシャシーを自動車メーカーが作り、バスの車体や内装はボデーメーカーが作る。かなり大雑把に言うと2社共同でバスを完成させていると考えて差し支えない。 エンジンはかつてごくわずかな輸入車を除いてはほぼ国内4メーカーのバスが走っていた。それぞれのシャシーメーカーには純正ボデーと言われる標準の車体が指定されていて、そのボデーメーカーの車体で納車してもらうもよし、ほかのボデーメーカーの車体で納車しても良しというように、バス事業者の要求や方針に従ってオーダーメイド級の注文だった。 これは例えるならば、トヨタカローラと日産サニーが違う車体メーカーに注文してほぼ同じ形状で納車されるということが、バスの世界では当たり前だったのだ。もちろん純正ボデーの指定メーカーは他のシャシーメーカーのバスは作らないことがほとんどだが、独立系のボデーメーカーは国内4社すべてのシャシーに架装できるというミラクルな技を持っていた。
■ボデーのバリエーションが少ない!
ところが、不況により大型車メーカーがバス事業から撤退したり、純正ボデーメーカー以外にはシャシーを供給しなくなったりと、極端な整理が進み独立系のボデーメーカーは清算してしまい消滅する等のバスマニアには衝撃的な事件を経て現在に至る。よって現在ではどの事業者でもほぼ同じ形のバスしか見なくなってしまった。 このバリエーションの少なさがマニアにとってはつまらない要因の一つになっている。細かいところの仕様は違うのだが、見た感じはどれも同じに見えるのでつまらないというわけだ。