アルバイト先のコンビニで出る「廃棄弁当」。持ち帰ってもよいのでしょうか。
フードロスが問題視されている昨今、食品を扱う業態では廃棄品の存在が大きな課題のひとつになっています。廃棄品を減らす工夫や取り組みはされていますが、ゼロにはできていないのが現状です。 フードロスの問題は身近なコンビニでも例外ではありません。仮に発注を抑えたとしても、売上状況によっては廃棄品が出てしまいます。 しかし、コンビニでは廃棄されたお弁当などを持ち帰れる場合があります。一見すると廃棄品を減らしてフードロスの解消に繫がりそうに思えますが、場合によってはトラブルに発展するケースも少なくありません。 そこで本記事では、コンビニで廃棄弁当を持ち帰る際の注意点やトラブルに発展するケースなどを紹介します。
コンビニ次第で、廃棄弁当を貰える可能性がある
廃棄弁当を含め、コンビニで廃棄される食品を貰えるかどうかは店舗により異なります。運営会社やオーナーなど、コンビニを管理する人次第といえるでしょう。 仮に同じ系列のコンビニであっても、廃棄品に対する対応が違うことも少なくありません。コンビニは大きく分けて運営会社が直営店として営業している場合と、フランチャイズで営業している場合があるからです。つまり、店舗ごとに管理者が異なるのです。 ■大手コンビニチェーンの直営店は貰いにくい 大手コンビニチェーンの直営店では廃棄商品の処分方法は厳しく制限され、ルール化されていることが多いようです。そのため、お弁当などの廃棄商品を持ち帰ることを禁止しているコンビニがほとんどだといわれています。 少なからず食中毒などのリスクがある点も、廃棄商品の持ち帰りを禁止している理由のひとつでしょう。運営会社と従業員の間で、トラブルになる危険性があるからです。 ■フランチャイズのコンビニは貰いやすい傾向がある フランチャイズのコンビニの場合、廃棄商品の扱いはある程度管理者であるオーナーに委ねられています。オーナーが店長を勤めていることも少なくないでしょう。 大手コンビニチェーンの直営店と比較すると経営方針が自由な傾向であるため、廃棄弁当などを貰える可能性があります。