“ガラケー”に残る大切な思い出 亡き母と“再会” 古くなり使わなくなった「おもいでケータイ」を再起動
「ガラパゴスケータイ」いわゆる「ガラケー」。スマートフォンが普及する前に長らく使われていました。家にはあるけど、何年も使っていないという人も多いのではないでしょうか。そんな古い携帯電話を再起動させ、「思い出の写真」を取り出すというイベントが13日に広島市で開催されました。 【写真を見る】“ガラケー”に残る大切な思い出 亡き母と“再会” 古くなり使わなくなった「おもいでケータイ」を再起動 「おもいでケータイ再起動」は、古い携帯電話を再起動させて、持ち主の思い出の写真を復活させるという、KDDIが全国で行っている取り組みです。 劣化したバッテリーでは、再起動しても、わずかな時間しか携帯を見ることはできません。そのためイベントでは、選んだ写真をプリントアウトするサービスもありました。 ■再びついた電源 懐かしい学生時代 このイベントのために千葉県から来た男性がいました。手には4台のガラケー。そのうちの1台には、「喧嘩上等」のシールが…。 記者 「画面の所面白いシールが貼ってあったんですけど」 千葉から来た男性 「そうですね、中学校の時だったんでね」 記者 「当時の携帯あるあるみたいなのあったりしたんですか? 千葉から来た男性 「アンテナを変えてる人いました」 店員 「そうですよね、光アンテナとかね」 千葉から来た男性 「なんか電波悪くなるんですよ、結局」 学生時代サッカー部に入部していた男性。再起動させた携帯電話を操作していると、当時のスター選手の画像がたくさん。男性は懐かしみながら小さい画面を眺めていました。 ■この中に亡き母の写真があるはず イベント会場は、山口から息子とともに訪れた女性の姿がありました。去年亡くなったお母さん、息子にとってはおばあちゃんの写真を、「昔ガラケーで撮った記憶がある」ということで、このイベントに参加しました。 しかし・・・・ 息子「うわ~ピクチャーは本体には入っていないって。はいってないみたい」 店員「まだ1台希望はありますから」 息子「あと1台…」 携帯の再起動に成功したものの、データの中に写真はありません。 ■最後の携帯でお母さんの写真は見つかるのか… 親子は、残りの1台に望みをかけます。再起動すると…。
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