名刺入れにもすっぽり 世界最小レベルのスマホ『Jelly Pro』使ってみた
名刺入れにすっぽり、重さは卵1個分
開封前に外箱をチェックしてみました。光沢のあるなかなかしっかりとした白い箱です。箱の大きさはおよそ13センチ×8センチ、これが通常のスマホ本体のサイズと同じくらいというところが面白いです。ふたを開いてみると、黒色のProがちょこんと納まっています。プラスチックボディの質感といい、丸みを帯びたフォルムといい、思わず子ども用見守り携帯を連想してしまいました。 そっと取り出し、手のひらに載せて軽さを体感しました。60グラムの本体の重さは、ほぼ卵1個分と同じです。宣伝文句のジーンズのコインポケットにも入れてみましたが、容易に出し入れできます。試しに、名刺入れにも収納してみると、ぴったりサイズが合いました。ポケットの持ち運びは、気づかないうちに落としそうで不安というユーザーにはちょうどいいケースになりそうです。 携帯本体のほかに付いてきたのはUSB充電器、充電ケーブルとコンセント。箱と同じ大きさに、蛇腹に畳まれて入っていた取扱説明書の表記は英文とドイツ語でしたが、部品の名称、バッテリーやSIMカード、SDカードの入れ方など、IKEA家具の組み立て書と同じように絵がメーンなので一目で理解できます。 早速、自分のiPhoneからSIMカードを入れようと、背面パネルを開けようとしますが、結構硬い。その上、本体が小さいため、力が入れにくい。ボディに傷がつかないよう充電コネクターの隙間などから、押し広げていくようにして、やっとパネルを外すと、袋に入ったバッテリーが見えました。 バッテリーを外すとSIMカード2枚とSDカードの収納部が現れます。早速SIM1の表示がある方に自分のカードを入れようとしますが、どうもうまく差し込めません。取り扱い説明書は「SIMカードを入れる」ことと、場所だけを表記しているのみ。 しばらく試行錯誤しているとスロット部の金具をスライドして、持ち上げる仕組みになっていることを発見。わかってしまえば、どうということはないものの、かゆいところまで手が届くような日本製品の説明書や構造に慣れてしまっているため、少し面食らいました。