ため池の水を全部抜く! 鳥インフルエンザ対策で2023年から新潟県が行う大作戦 一体どんな効果が?
新潟放送
新潟県は30日、鳥インフルエンザ対策のために水を抜いた『ため池』の様子を公開しました。ため池の水を抜くと、どのような対策につながるのでしょうか? 【写真を見る】ため池の水を全部抜く! 鳥インフルエンザ対策で2023年から新潟県が行う大作戦 一体どんな効果が? 新発田市の山手にある農業用のため池では、10月初めに鳥インフルエンザ対策として池の水を全て抜きました。 記者レポート 「こちらのため池はこの時期、数十羽から数百羽の野鳥がいるということですが、水が抜けた今はほとんどいません」 野鳥は、鳥インフルエンザウイルスを運ぶ恐れがあります。そこで、ため池に野鳥が飛来するのを防ぐため、県が去年から県内全域で水抜きを行っています。大規模な養鶏場の半径1キロ圏内にある『ため池』が対象で県内には10か所あり、今年は許可が取れた4か所の水を抜きました。 県内では25日に、上越市の養鶏場で今シーズン初めてとなる鳥インフルエンザの発生が確認されています。 また、長岡市と阿賀野市で見つかった野鳥から鳥インフルエンザウイルスが検出されています。 新潟県 農林水産部 畜産課 安藤義昭 課長補佐 「先日、鳥インフルが出てしまったということで、今年は特に心配されていると思います。そんな中でこうやって協力いただいて、水を抜くことができたということで、やるべきことがひとつできた」 県は、今年は全国的に野鳥・養鶏ともに鳥インフルエンザの感染の時期が早まっているとして注意を呼び掛けています。
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