朝鮮通信使の再現船260年ぶりに相島に 900本の松の木・設計から3年半
RKB毎日放送
江戸時代に当時の朝鮮王朝から派遣された外交使節「朝鮮通信使」を再現した船が福岡県新宮町の相島に寄港しました。 【写真で見る】「朝鮮通信使」を再現した船 260年ぶりに福岡県新宮町の相島に寄港 朝鮮通信使の船の相島への寄港は260年ぶりのこととなります。 けさ長崎県の壱岐を出発し玄界灘を航行する木造の船。 RKB 今林隆史 記者 「鮮やかな装飾が施された船が見えてきました。朝鮮通信使の船、相島への寄港は260年ぶりです」 16日午後、福岡県新宮町の相島に再現された朝鮮通信使の船が寄港しました。 朝鮮通信使は、江戸時代の200年間に12回朝鮮王朝から派遣された外交使節です。 韓国を出発した一行は、対馬・壱岐を経由して下関に向かう途中、かつて朝鮮通信使も訪れていた相島に立ち寄りました。 子供「なんかめちゃくちゃ豪華」 子供「彩りとか昔っぽさがあって、現代ではなかなか見れないような感じですごくいいなと思いました。」 この船は2018年に韓国で建造されたもので900本の松の木を使い設計から3年半の歳月とおよそ2億円をかけて当時の姿を再現しています。 日本への来航計画は、その後の日韓関係の悪化に加え新型コロナの感染拡大を受け遅れていました。 朝鮮通信使の船は21日に下関を訪れ、24日と25日に行われる「馬関まつり」で朝鮮通信使行列に参加する予定です。
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