【松井大輔氏引退試合】名だたるレジェンドが伝説エピソードを披露 小野伸二氏「想像を超えてくるプレー」
フランスリーグのル・マンや横浜FCなどでプレーした元日本代表MFの松井大輔氏(43)の引退試合が神奈川・三ツ沢で開催された。 【写真】引退試合で豪快なボレーシュートを放つ松井大輔氏 試合前には試合を中継したABEMAに数々のレジェンドが出演。松井氏との思い出を語った。 小野伸二氏は「松井大輔が楽しんでもらえるように。ある程度、遊び感覚でできる。(前日の中村憲剛氏の引退試合は)思ったほど体にはきてない。そんなに激しく動いてないですし、楽しんでやっていました。試合を見てるけど、その選手だけ見ちゃう。ファンタジスタ。ドリブルもパスも自分たちが考えている想像を超えてくるプレーをしていた」と話した。 城彰二氏は「このために3キロ絞ってきた。大輔からちゃんとやってきてくださいって言われて。45分出るよって言ったら15分しか出られない。大輔は鹿児島実の後輩であの時代から感覚も違う。スペシャルの選手。これだけの人を集められる彼の人徳。愛されていると思います」と高校の後輩を称えた。 同じく高校の後輩にあたる遠藤保仁氏は「鹿児島実のセレクションを受けに来て僕も見ていてとんでもない奴が来たなと思った。お前はここに来るなと思った。めちゃくちゃうまかった。抜群。物凄いテクニシャンでした。ボールを預けておけば何かをやってくれる選手。ボックス付近で倒れるのもうまいのでFKを取ってくれる。大輔は背負ってもらうこともできるし、前を向けるので平気で出していました。もしかしたら最後になるかもしれないので、大輔のためにプレーします」と高校時代の思いでなどを振り返った。 中田浩二氏は「天才肌でドリブルが上手。人をおちょくるのが上手。ほぼ遊ばれていました。だからガツンといっていました。松井が2つ下です。同世代上手い選手が多いですけど、松井はうまいと思いました。遊ばれないように削るだけでした」と上段も交えて話した。 参加できなかった中村俊輔氏は試合前にビデオメッセージで大型ビジョンに登場。「松井、改めて現役生活お疲れさまでした。松井とは日本代表、ジュビロ磐田、横浜FCの3チームで一緒にプレーをしました。ファンタジスタとして多くの人を魅了したドリブルやテクニックを今日の引退試合で存分に発揮し、盛り上げてほしいなと思います。サッカーだけでなく、松井の人柄にも自分は助けられました。松井と過ごした時間は自分にとってかけがえのない時間になっています」と話した。