城南宮で七草がゆの接待 京都市伏見区
春の若菜を食して1年の無病息災を願う七草がゆの接待が、11日、京都市伏見区の城南宮で行われました。城南宮では旧暦の1月7日に近い2月11日にセリやナズナ、ゴギョウ、ハコベラなどの春の七草を神前に供え、境内では無病息災や延命長寿などを願って七草粥の接待が行われます。かゆには境内の庭園で摘むなどした春の七草が入っていて、参拝者らは湯気が立つ粥を口に運んで、新鮮な若菜を味わいながら春の訪れを感じるとともにことし1年の健康を願っていました。参拝者は「とてもやさしい味でおいしかった。自分で作るとこんなにおいしくできない。胃の中にすぅーっと入っていく感じで、いっぱい徳をいただいた感じがしてありがたかった」と満足そうでした。また、梅の名所でも知られる城南宮の庭園では、およそ150本のしだれ梅が咲き始め、参拝者らは辺りに漂う甘い香りを楽しんでいました。見ごろは2月20日以降になりそうだということです。