映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』 ©2024「恋するピアニスト フジコ・ヘミング」フィルムパートナーズ

フジコ・ヘミングの日々を見つめたドキュメンタリー映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』の本予告映像とメインビジュアルが公開された。 2024年4月に92歳で世を去ったピアニスト、フジコ・ヘミング。本作は、2018年に公開され、異例のロングランヒットを記録したドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミングの時間』から6年を経て、いつの時代も、どこで暮らしても、自分らしく生きたフジコの、2020年から4年間の旅路を演奏と共に描くドキュメンタリー。4Kカメラで捉えられたダイナミックな演奏シーンをふんだんに盛り込み、多くの観客の心を潤すフジコの音色の魅力に迫る。 本作で描かれるのは、戦時中を過ごした岡山に残されているピアノとの再会、父や弟との思い出、コロナ禍での暮らしと祈りを捧げる演奏、思い出の地・横浜でのドラマティックなステージ、そして秘められた恋の話。2023年3月、フランス・パリ、コンセルヴァトワール劇場でのコンサートでは、「ラ・カンパネラ」「別れの曲」「月の光」「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、数々の名曲が披露された。「最後の演奏会はどんなものにしたい？」の問いに、パリでの演奏会のようにしたいと話していたフジコ。大切な場所で、過去と記憶が交差し、フジコの人生とともにあった魂の演奏に思わず涙があふれる。 サンタモニカ・パリ・東京などに家を持ち、愛する猫や犬たちに囲まれ、ピアノを弾く毎日。「みんな幸せでいて欲しい」と願い、ピアノを弾き続けるフジコが伝えたかった思いとは。 映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』は、2024年10月18日(金)より全国の劇場にて公開。