三浦宏規・川平慈英初共演、韓国発・人気バレエ漫画『ナビレラ』のミュージカル日本初演、今週末より
韓国でウェブ漫画として生まれ、のちにドラマ化、ピッコマ(漫画)とNetflix(ドラマ)を介して日本にも紹介された『ナビレラ』。2021年のドラマ化に先駆け、2019年には韓国でミュージカル化されており、再演される人気を博している。『ダーウィン・ヤング 悪の起源』などで知られるソウル芸術団が手掛けたそのミュージカル版が、劇団KAKUTAを主宰する桑原裕子の上演台本・演出による日本版として、明日5月18日(土)に東京・シアタークリエで開幕する。数々のバレエコンクールで入賞したのちに俳優になった経歴を持つ三浦宏規がバレエダンサー役に、いつまでも若々しいイメージの川平慈英が自身初の“老人”役に挑む話題作だ。 三浦が演じるのは、一流のバレエダンサーを目指すイ・チェロク。才能を持ちながらも、自身を取り巻く厳しい現実に将来を見出せず、スランプに陥っている。一方、川平が演じるシム・ドクチュルは、家族のために郵便配達員として長年働いた末に定年を迎え、残りの人生を考え始めていた。ある日ダンススタジオの前を通りかかり、チェロクが踊る姿に心奪われるドクチュル。子ども時代にバレエダンサーに憧れながらも、貧しさにより諦めた過去を持つ彼は、バレエのレッスンを受けたいとチェロクに申し出る。何度断られても熱心に通い続けるドクチュルを見たバレエスタジオの団長(舘形比呂一)は、チェロクにドクチュルを指導するよう、そしてドクチュルにはチェロクのマネージャーになるよう言い渡し――? 「もしかしたら自分はこの作品をやる為にこれまでバレエをやっていたのかもしれない…(笑)と思ってしまうほど、この作品との出会いにワクワクしています」「憧れ続けてきた川平慈英さんとご一緒できる贅沢。もう今から楽しみでなりません!」と喜びを露わにする三浦と、「純然たる“老人”という役柄は今作が初めてで、バレエも学生の頃レッスンを1、2回かじっただけで、ステージでお見せするのは初めて。初めてづくしの中で未知な自分を楽しみたい」と意気込む川平。ふたりの初共演と共に、ドクチュルの次男役でミュージカル初挑戦を果たすお笑い芸人、狩野英孝の歌声にも注目したい。 文:熊田音子 <公演情報> ミュージカル『ナビレラ』 上演台本・演出:桑原裕子 原作:「ナビレラ」作:HUN、JIMMY オリジナル台本・作詞:パク・へリム 作曲:キム・ヒョウン オリジナルプロダクション:ソウル芸術団 出演 イ・チェロク:三浦宏規 シム・ドクチュル:川平慈英 ドクチュルの妻:岡まゆみ ドクチュルの次男、TVプロデューサー:狩野英孝 ドクチュルの長男、会社員:オレノグラフィティ チェロクの元サッカー仲間:瀧澤 翼 ドクチュルの孫娘:青山なぎさ/井上音生(Wキャスト) バレエ団長:舘形比呂一 久保貫太郎 市川絵美 岩﨑巧馬 岡山玲奈 河西茉祐 古賀雄大 政田洋平 舞夏 山田美貴 2024年5月18日(土)~6月8日(土) 会場:東京・シアタークリエ