ソープランドで月収200万の20歳女子大生風俗嬢「始めは毎日泣いていた」――なぜホストのために体を売るのか #ydocs
なぜ体を売ってまでホストに貢ぐのか?
泣きながら体を売ってまでホストに貢ぎ続ける生活。一体何が彼女をそこまでホストにのめり込ませるのでしょうか? 彼女の心の中に幼少期からあったのは“姉と比較される自分”。家族仲はよかったものの、優秀な姉ばかり褒められてきた経験から、自分に自信がない。一方で他人に認められたいという思いはひときわ強いのだといいます。 そんな彼女にとっては、「服かわいいね」「メイク変わったよね」、そんなちょっとしたホストの言葉でも、心が満たされるといいます。 そして自分を否定せず、全てを肯定してくれるホストの言動で「承認欲求」が満たされるのです。 彼女はソープランドで得た収入のほとんどをホストクラブで使っています。しかしその使い道に、彼女の中で迷いは一切ないように思えました。 そんな彼女がホストクラブに通い始めて変わった“モノ”。それは、金銭感覚と恋愛対象です。 1回のホストクラブで100万円以上使うこともあるという彼女の金銭感覚が一変したことは想像に難くありません。 それに加え、恋愛対象にも変化が。常に身なりに気を使い清潔感を保つホストと長く接するうちに、周りの一般男性を恋愛対象として到底見られなくなってしまったというのです。
売掛廃止でもホストに通いますか?
2023年12月、彼女が通う歌舞伎町のホストクラブを巡り、事態は大きく動きました。 ホストクラブでの高額な“売掛金”の返済を巡るトラブルが相次いでいることを受け、歌舞伎町のホストクラブ経営者らが区との連絡会で、2024年4月から売り掛けを全廃する方針を示したのです。 彼女も過去に120万円の売り掛けをした経験がありました。その時の手持ちはほぼゼロ。 お金を使う気は全くなかったと言いますが、ホストからかけられたのは「お前しかいない」という言葉でした。その言葉に押し負け、彼女は120万円のシャンパンタワーを入れることに。 「次の月までに返せばいいから」、そんなホストの軽い言葉とは裏腹に、彼女を待っていたのは、借金を返すため焦りながら働く毎日でした。 明らかに彼女の支払い能力を超えた“売り掛け”だったのです。 一方、売り掛けの廃止は彼女にとって、ホストクラブに通いづらくなる要因でもありました。支払う額を事前に全て用意しなければならなくなるからです。 売り掛けが廃止になった後も、彼女はホストクラブに通い続けるのか――。 彼女の答えは、「はい」でした。 「月に行く回数は減るかもしれないです。でも自分がお金を貯められた範囲で用意して行けたらなって思います。少しでもホストの力になれたらなって」