能登半島地震発生から7日目 石川県内で126人死亡、安否不明222人 捜索活動続く
日テレNEWS NNN
能登半島地震により石川県内で亡くなられた方は126人となりました。また、安否の分からない方も222人いて、懸命の捜索活動が続けられています。穴水町から中継です。 複数の住宅に大量の土砂が流れ込んだ穴水町の土砂崩れ現場です。重機を使った本格的な捜索が始まって4日目。先ほどからタンカやブルーシートが運び込まれています。正面に見える土砂にのみ込まれた住宅には、正月に親族10人が集まっていたということで、この住宅と道路を挟んで向かい側の住宅が土砂にのみ込まれ、これまでに5人の死亡が確認され、子どもを含めた9人が閉じ込められているとみられています。さらに、この奥にある住宅でも土砂崩れの被害があり、女性2人が行方不明となっています。 一方、珠洲市では6日夜、家屋のがれきに挟まれていた90代の女性がおよそ124時間ぶりに救出されました。一緒に救助された40代の女性は心肺停止の状態で、その後、死亡が確認されました。 救助活動をした医師 「まさか90代の方がそんなに長く生きていると思えなかったので。これはもしかしたらいけるかもしれないと思いました。けさ、普通に会話できるところまで回復していると聞いています」 救出された女性の長男で、亡くなった女性の義理の父親でもある男性が7日朝、NNNの取材に応じました。 救出された女性の長男 「(母親を)命がけで救出していただいて感謝しています。(義理の娘に対して)何もしてやれなくて申し訳ない。息子や孫がかわいそう、やりきれない」 なお、7日の石川県内は不安定な天気で、現場は雨や雪による二次災害のリスクもあり、作業は難航しているということです。