“移籍”か“残留”か…今オフのFA有力候補(2)中日から“Cランク移籍”も…?
プロ野球のストーブリーグで大きな話題となるのが、フリーエージェント(FA)戦線だ。昨オフは山﨑福也、山川穂高、西川龍馬の3選手がFA権を行使し、国内移籍を決断した。今年も多くの選手がFA権を保有しており、動向が注視されている。そこで今回は、今オフのFA有力候補を紹介したい。
福谷浩司(中日ドラゴンズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:183cm/93kg ・生年月日:1991年1月9日 ・経歴:愛知・横須賀高 - 慶応大 ・ドラフト:2012年ドラフト1位 プロ12年目となった今季中に国内FA権を取得した福谷浩司も、FA権の行使を決断した。様々な役割をこなせる右腕だけに、去就が注目される。 慶応大から2012年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。プロ2年目の2014年には72試合登板、2勝4敗11セーブ32ホールド、防御率1.81と救援で頭角を現した。 その後は成績を落としたが、先発に転向した2020年は14試合の登板で8勝2敗、防御率2.64の好成績をマーク。翌2021年には自身初の開幕投手に抜擢され、5勝を挙げた。 しかし、その後は再び不本意なシーズンが続き、今季は8試合登板(4先発)にとどまり、3勝1敗1ホールド、防御率3.72の数字に。 それでも、先発、中継ぎとあらゆる役割をこなすことができるだけに、補強ポイントに合致する球団も多いだろう。 また、人的補償が不要なCランクとみられ、今季のFA市場の大穴となりそうだ。
ベースボールチャンネル編集部