【山口県】ACT SAIKYO新体制始動 新コーチ迎えリーグ優勝へ
山口県周南市の西京銀行の実業団女子バドミントンチーム「ACT SAIKYO」は17日、同市栗屋の練習拠点「Merry Gateアリーナ」で2024年度の新チーム体制の発表会を開いた。 主将は昨年度に引き続き、大澤陽奈選手(21)が務め、若さで選手8人をけん引する。この春柳井商工高を卒業した田口真彩選手は、入団内定後のバドミントンS/Jリーグ2023に参戦し新人賞を獲得。世界ジュニアチャンピオンでもあり、チームの即戦力として期待がかかる。 コーチには、豊田通商のヘッドコーチ、日本代表のコーチを歴任した藤本小春さん(33)が就任。現役時代はダブルスで日本ランキング1位、世界ランキング4位のトップ選手で、新コーチの指導のもと、チーム全体のさらなる実力アップを狙う。
昨年度は日本代表に過去最多の4選手が選出。25日(土)から29日(水)に開かれる日本ランキングサーキットで全種目制覇を念頭に、S/Jリーグの優勝を目指す。 この日は、選手とスタッフ、藤井律子周南市長、国井益雄下松市長、松岡健西京銀行頭取らが出席。両市長が選手を激励し、松岡頭取は「ようやく女子コーチしかも最強のコーチを迎えられた。2024年のS/Jリーグで優勝を果たすことを誓いたい」とあいさつした。発表会の後は報道機関に向け、新体制での練習を公開した。 大澤主将は「“山口県をバトミントン王国に”のスローガンを胸に、応援してくださる地域の皆様に恩返しができるようベストを尽くす」▽藤本さんは「少しでもチームの力になれるよう日々精進していく」と決意を表明した。