阪神の筒井スカウトから藤川新監督のサイン入り球団パスカードを手渡される早川（左）=静岡市内

　プロ野球ドラフト会議で阪神から育成3位指名を受けた、くふうハヤテの早川太貴投手（24）が30日、静岡市内で筒井和也担当スカウトら球団関係者からの指名あいさつを受けた。早川は「一日でも早く支配下契約を勝ち取り、チームに貢献したい」と決意をにじませた。 　故郷北海道の北広島市役所で2年間の勤務を経て今季くふうハヤテに入団した早川は、最速151キロの直球が武器の本格派右腕。筒井スカウトは第一印象で変化球に魅力を感じたというが、「直球あっての変化球。直球の質はNPBの投手の中でもかなり高いレベル」と評価。将来的には「先発としてローテーションに入れるような投手になってほしい」と期待した。 　早川は甲子園球場で5月に行われた阪神戦で8回無失点、10奪三振と好投。「一番印象に残った試合」と振り返る。「持ち味を出せば通用する部分はある。努力して甲子園で投げられるよう頑張りたい」と目標を定めた。