【日本シリーズ】DeNA東克樹が第3戦に先発へ 「万全の状態。流れを変える」
ハイペース調整で復帰するエースの登板は分岐点となるはず。左太もも裏の肉離れでリハビリしていた東が窮地で迎える第3戦に先発する。阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦(12日)から中16日での登板に「投球に関しては万全の状態で臨める。流れを変えられる投球を心がけたい」と力を込めた。 【写真で見る】みずほペイペイドームでマウンドの感触を確かめるDeNAの東克樹 12日の四回に安打を放った際の走塁で左太もも裏に違和感を訴えた。治療後、裏のマウンドには上がったが投げ終えて降板した。翌13日の練習で投球に関しては問題がなく、指名打者制がある日本シリーズ第3戦以降で登板できるめどが立ったという。瞬発系のメニューを多く行い、痛みが出やすい走り出した瞬間と止まる瞬間の動作を繰り返し、症状を入念に確認した。 CSファイナルステージ期間中の20日に東京ドームでブルペンでの投球を再開し、28日までに3度ブルペンに入った。24日の投球練習を見守った大原チーフ投手コーチや受けた戸柱は「抜群だった」と太鼓判を押した。 ソフトバンク打線には、右足首のけがから復帰して間もない近藤が指名打者として加わるとみられる。「より集中し、全員に勝負するのではなく、四球もオーケーという心の余裕を持ちたい」と東。第1戦で抑えられた相手の有原の投球を見て得られたものもあったという。執念の投球で反逆の旗印となる。
神奈川新聞社