鹿児島県霧島市の養鶏場で鳥インフルエンザ、12万羽の殺処分を完了…防疫作業や消毒ポイントは継続
鹿児島県霧島市の養鶏場で高病原性の疑いがある鳥インフルエンザウイルス「H5亜型」が検出された問題で、県は8日、この養鶏場で飼育する肉用鶏約12万羽の殺処分を完了したと発表した。 【写真】殺処分などの防疫作業(県提供)
県によると、殺処分は7日午前9時に開始し、8日午後5時半に終えた。鶏の埋却や鶏舎の清掃、消毒などの防疫作業は継続中。同市と同県曽於市の国道4か所に設けた消毒ポイントも継続し、警戒しているという。
県内では昨年11月に出水市の養鶏場で今季1例目、12月に霧島市の養鶏場で2例目となる高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染を確認している。
今回の発生で半径3キロ圏の9農場(計約25万1000羽)を鶏や卵の移動制限区域に、同3~10キロ圏の56農場(約455万1000羽)を搬出制限区域に設定している。