ヤンキーススカウトが楽天の決断に敬意
ヤンキースも贅沢税という年俸総額の縛りがあるため、資金力はあるが使えないというジレンマを抱えている。すでにマー君のメジャー移籍見送りを見越して、FA市場に残っている大物投手に対して水面下で動き出している球団もある。本命と見られているドジャースも、先日、補強終了宣言を行ったばかりである。そうなると、マー君の獲得は、本来の編成の枠を超えた《特別枠》という範疇に入ってくることになる。紀田氏が口にした《特別枠》とは、そういう意味だ。 ■交渉開始は早ければ年末 マー君との交渉期限は、メジャー全球団に通知が届いてから30日間。早ければ、年末からスタートすると考えられるマー君争奪戦の行方は、最終的には、総額100億円近い条件を提示できる資金力と《特別枠》というキーワードが決め手になってきそうだ。