７日、キャッチボールで調整する山崎（撮影・中島達哉）

　日本ハムの山崎福也投手（３１）が９日のソフトバンク戦（熊本）に移籍初勝利をかけて先発する。山川が加入して厚みを増した相手打線に対し、「毎年強いイメージがある。バッターも長打が出やすいのでそこは注意したいです」と警戒した。 　特にマークしたい打者として「柳田さん」と名前を挙げた。その上で「どこからでも点が入ると思うので、全バッターに勝負球をたくさん使って投げたいです」と持ち前の多彩な変化球と制球力を駆使して対応する考えを明かした。 　ホーム開幕戦となる２日の楽天戦は７回途中３失点。味方の援護がなく敗戦投手となった。それでも「前回も悪い感じはなかったので、あの感覚と意識で行きたい。要所でピンチなどあったら考えながら投げたいです」と継続して力を発揮する思いだ。 　藤崎台球場では初めての登板。熊本のご当地グルメを問われて「やっぱり馬刺しじゃないですか。でも、（滞在が）投げる前日になるので。生ものなので控えます」と我慢。辛子れんこんは「何ですか？それ」と知らなかったが「あったら食べます」とトライする方向。「苦手意識はないですね」という地方球場で、チームの連敗を止めてみせる。