菊池桃子、歌手デビュー40周年「気持ちが若くいられてうれしい」 運命を変えた音楽番組の秘話
■「もしかしたら辞めていたかも」 40周年でファンに“愛を贈る”
――歌手デビュー40周年を記念した『Eternal Harmony』を4月17日に発売しました。“愛を贈る”というテーマですが、どんな気持ちを込めたのでしょうか? デビューから今日までそうなんですが、応援してくださる方々にも、それからスタッフにも、常に応援と愛をもらっていたっていう思いがあって。皆さんの存在がなかったらこんなに元気に活動もできていなかったわけですし、もしかしたら辞めていたかもしれないし。そういう意味では何かタイミングがあれば、日頃頂いている思いを愛と捉えるなら、愛をお返しする機会を作りたいなと思っていて。 今回、EPの中には3曲の曲があって、その3曲とも歌詞の内容も違うし、私にとって歌い方も少し違ったり、スパイスが効いた感じになっていると思うんです。“夢を見て歌う”っていう『星の蜃気楼』っていう曲もありますし、『もうすぐ0時』っていう曲は“みんなで楽しくなろうよ”っていうハッピーソングにしたくて。 ――『Starry Sky』では、作詞・作曲にも挑戦されています。 皆さんの毎日の中で、もしかしたらこういう景色とか、思い出ってあるんじゃないかなって。誰もが原風景として感じる、“地上に立って、星を眺めてキレイだな”とか、“こういうのいいね”っていうような生活に寄り添う曲を作りたくて。 今はコンピューターを使った打ち込みのソフトを駆使するっていうのが、音楽活動していく中では避けられない部分も出てきて。まずイメージを伝えるために自分である程度打ち込んだものを、音源まとめてスタッフに送って。今、本当に基本の基しかできてないので、そこをもうちょっとブラッシュアップしていくっていうのが結構課題だし、やりがいがあると思っています。 40周年の1年間、活動を計画的に考えるならば、今まで頂いた愛を何倍返しにもして、皆さんに届けるというような思いで曲を作ったり、(歌を披露する)舞台を作ったりしていけたらいいなと思っています。