「長崎くんち」の演し物に子供たちが挑戦する恒例の「ちびっこくんち」が長崎市で行われ、可愛くも迫力ある演技に会場は大いに盛り上がりました。 町を練り歩くのは長崎くんちの演し物の衣装に身を包んだ子供達です。長崎市内の5つの幼稚園などから約270人が参加しました。 今年の「ちびっこくんち」では傘鉾や本踊、川船など8つの演目が披露されました。コッコデショでは、子供たちが力を合わせて太鼓山を高く掲げました。 「ちびっこくんち」は1990年の長崎旅博覧会のイベントの一つとして始まり、新型コロナの感染拡大で休止した時期もありましたが、今年で32回目です。 長崎北保育園では年間を通して毎日龍踊の稽古をしていて、今年は2体の龍を見事に操っていました。 長崎北保育園の増元澪ちゃん（年長）は「いっぱいがんばったと思った」と話し、梶本大介園長は「周りの友達を大切にするということと、力を合わせることの大切さを学んでくれれば」と述べています。 観覧した人は「偶然見てすごくかわいいと思った」とか「小さな子供が一生懸命やる。私たちも励みになる」と述べています。 子供たちは、成長したら「長崎くんち」に出てみたいと、憧れを膨らませていました。