「素晴らしい。さすが日本代表のCBだな」変貌したボルシアMGの“守備の要”板倉滉に対戦した日本人FWも脱帽「対人でも何もやらせていなかった」【現地発コラム】
「ビルドアップの細かい駆け引きとかもやっていて…」
「守備でもずるずる引かないように、絶対にコンパクトに高い位置にというところは意識してやってます。(失点後などで）ずるずる下がっちゃうと間(のスペースを)相手に使われて、後ろ向きの守備になっちゃうんで、そこはなるだけ高い位置でやるところは意識してますね」 板倉の言葉通り、ボルシアMGの守備が揺さぶられる場面は少なかったし、攻撃でも焦らずにボールを散らしながらチャンスを作り出していた。圧巻は79分に生まれたチームの４点目。右サイドを何本ものダイレクトパスで攻略すると、そこからの折り返しをアラサンヌ・プレアがペナルティエリア内からのダイレクトシュートでゴールネットを揺らした。 対戦した町野は、板倉のプレーぶりに感服した思いを明かしている。 「素晴らしいです。ビルドアップの細かい駆け引きとかもやっていて、ボランチも普通に捕まりにくいような持ち出しやパスの仕方もしていた。対人の面でも何もやらせていなかったので、さすが日本代表のセンターバックだなと思いました」 調子は上向きなだけに、今年最後のゲームとなるアウェーのアウグスブルク戦が今後に向けて大事な試金石となる。板倉の気合も高まる。 「アウェーはいつも厳しい戦いをしているから。そこでもポイントが取れれば、もう一個上の順位に行けるんじゃないかなと思います」 取材・文●中野吉之伴
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