〈ラブトラ2〉元恋人と参加する恋愛リアリティは波乱の連続〈アラサー女子と考える ラブ トランジット 2 第1話~4話〉
Amazon Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫る。 参加者の中には元恋人への未練を抱え“復縁”を希望する人、元恋人と参加はしているものの、新しい恋への希望を抱く人も。元恋人とのグレーな関係を引きずったままに始まる共同生活は、どんな激しい色彩を纏うのか。
未練がなくとも元恋人を意識せざるを得ない仕掛け
語り手は、筆者である32歳のフリーライター女子(A)と、その親友である34歳の教育関係女子(B)。お互いに関係の落ち着いている恋人・パートナーはいるものの、恋愛している時の感情の高ぶりに、想いを馳せることもままある。 シーズン2となった今回も、メンバーの年齢や職業は明かされず、ブラインド状態で初対面を迎える。元恋人同士は面識がある上、一週間前には再会を果たしている。しかし、そのことを悟られないように振る舞わなくてはいけない。こういう場で男女は、全くと言っていいほど、真反対な対応を見せる。 まるで独り言のように「いい天気ですね」とつぶやくマサヤ。人目があるからなのか、元恋人への未練も、新しい恋にときめく様子も感じさせない、自然な振る舞いだった。対する女性陣はかなり落ち着かない様子で、口元だけに笑みを浮かべつつ、下を向いたり目を逸らしたり……気まずさを態度で示していた。
明かされる元カップル。グレーな関係にこっちがモヤモヤ
2話では早速、たかあきのX……元恋人が誰だったのかが判明する。1夜目ですでに男性たちからの人気を集めていた、エリカだ。そしてたかあきは、誕生日を迎えた元恋人にプレゼントを手渡す。 A:元恋人の立場で誕生日にプレゼント渡してくるの、ズルくない? B:どんなものでももらったら嬉しいし、しかもディフューザー……香りモノって趣味が分かってないと渡せないし、元カレならでは感もあって余計ズルい。 しかし、たかあきは第1話で「未練はない」と宣言している。つまり、復縁を目的に思い出の香りをプレゼントしたわけではない。元恋人という絶妙すぎる立ち位置で、男女はどんな関わりを見せるのか……ラブトランジット最大の見どころでもある。 それぞれ、元恋人に複雑な感情を抱く中で、新しい恋、異性との関わりも進行する。元恋人との思い出が詰まった土地で、新しい異性とデートする男性陣。デート地について語るうちに、元恋人への思いの丈も見え隠れする。 ところで、この時点でそれぞれの職業がすでに明かされている。完全にブラインドだった時とは、また違った視点も出てくる。 A:ゆきこは実家が太いって分かって、少し印象が変わったな。すれてないなとも思う反面、ちょっと価値観が一般とズレてそうな感じも……。 B:でも、初めての下町デートも楽しもうとしてくれるあたり、いい子そう。 A:それに、まさとのエリカへのグイグイ感は、さすが不動産営業!って感じ。 B:まだ職業しか明かされてないから、どうしても偏見が入っちゃうね(笑)。 デートの前日には、それぞれがデートに向かう相手の元恋人に、ブラインドで連絡を取り合う。この時点で、元恋人と復縁希望であることが明確に分かっているのはマサヤだけ。しかし、マサヤの元恋人はゆきことのやり取りの中で「復縁は全く想像がつかない」と明かしていたーー。
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