毎日ビールを2本飲む夫。肝機能が「要経過観察」と出ましたが、晩酌を「ノンアルコールビール」にするべきでしょうか? 少しでもお酒を減らして欲しいです…
仕事の疲れを癒やすためなどの目的で毎日ビールを飲んでいる人もいるでしょう。今まで特に気にしていなかった人でも、健康診断で肝機能に要経過観察という結果が出た場合は、アルコールとの付き合い方を考え直さなければいけない可能性があります。 本記事では、毎日ビールを2本飲む夫に肝機能に関して要経過観察が出た場合、晩酌をビールから「ノンアルコールビール」に変更するべきか解説します。 ▼夫婦2人で「6缶パック」のビールを1週間で消費! これって飲みすぎ? 健康のためにもやめるべき?
肝機能の異常対策はお酒を控えることが大切
アルコールを飲み過ぎるとさまざまな臓器に悪影響が起こりますが、中でもアルコールと肝臓との関係は深いものがあります。 厚生労働省によると、飲酒者の肝臓病対策として、お酒の量をビールの場合は中びん1本程度までにすることが大切とされています。 一般的に、びんビールの場合、中びんには1本当たり500ミリリットルが入っています。缶ビールは1本当たり350ミリリットルか500ミリリットルが主流です。びんなのか缶なのか、サイズやアルコール度数にもよりますが、毎日ビール2本を飲むと、肝臓病対策としてはやや飲み過ぎているといえるでしょう。
ノンアルコールビールとは? ビールとの違いとは?
ノンアルコールビールとは、アルコール分が1%未満のビールテイスト飲料のことで、日本で販売されている大手ビールメーカーのノンアルコールビールのほとんどはアルコール度数0.00%です。それでは、ノンアルコールビールでビールを代用することは可能なのでしょうか。 ノンアルコールビールの原料は、ビールの原料と同じ麦芽やホップが使われているものが多く、ビールの風味や香りを楽しむことができます。そのため、ノンアルコールビールは運転する予定のある人や妊娠中の女性、健康上の都合などでアルコールを控えたい人などにとって便利な存在です。 ただ、ノンアルコールビールとビールでは製造工程が異なります。またノンアルコールビールにはアルコールが含まれていないため、味わいはビールと完全に同じではありません。一般的には、ノンアルコールビールはビールよりも苦みやコクが弱く、よりさっぱりとした味わいとなっています。