【日経平均株価考察】米株の最高値更新を受けて日本株も上値を狙う展開か
もみあいながらも一時75日線を回復
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。足元では、ローソク足の実体が25日移動平均線、200日移動平均線を回復していることから、さらに上昇が続くかどうかが注目されるところです。先週は、ローソク足の実体の短い、小幅な動きとなりましたが陽線が続き、一時75日線を突破しました。 今後はどのような展開になるでしょうか。3万8000円～3万9200円あたりは過去に売買が積みあがっているところでチャネルになっています。現在はその上限をうかがうところです。このあたりを上抜ければ、レジスタンスラインがサポートラインに変わることが期待されます。まずは直近の戻り高値である7月31日の高値（3万9188円）を回復できるかどうかがポイントになります。ここを突破すると、7月11日の最高値（4万2224円）まで目立った節がないことから、再度の4万円台回復も含めて、上目線で臨むことができます。 判断が難しいようであれば、もみ合いを上抜けるのを確認してから出動しても遅くはないでしょう。逆にここから75日線付近で上値を押さえられ、再度25日線や200日線付近まで調整する展開もあり得ます。それでも200日線を割り込まない限り、反発狙いでいいでしょう。
参考資料
・日本経済新聞 日経平均株価
下原 一晃
