ベーグル専門店「アッテナ」店主の鶴澤清香さん

　ベーグル専門店「ATTENA（アッテナ）」（佐賀市嘉瀬町扇町）が国道207号線沿いにオープンして、12月1日で1カ月がたった。（佐賀経済新聞） 【写真】ベーグル専門店「ATTENA」で販売するベーグル 　店主の鶴澤清香（さやか）さんは、昨年11月まで県内のベーカリーカフェに約6年勤務し、店長も経験したほか、ベーグルが好きで5年ほど前から個人で研究を重ねてきたという。「自分が思う一番おいしいベーグルができてきたので、いつかは自分の店を持ちたい」と思っていた鶴澤さん。家族から「やりたいことをやっていいよ」と後押しを受けたことがきっかけで、独立を決めた。物件を探しながら、今年2月から約5カ月間、三日月町の「168ベーカリー」で週2回の間借り出店を経て、物件が決まったことから、11月1日にオープンした。 　販売するベーグルは、国産小麦を独自にブレンドし、卵やバターを使わず、砂糖や塩、酵母などで生地を作り、オーブンで焼く直前のゆでる工程「ケトリング」で、「もっちりむっちり」した食感に仕上げたドーナツ型。「おやつとしてだけでなく、食事としても楽しめる」という。ラインアップは、「プレーン」（210円）、「くるみ」（220円）、「キャラメルナッツ」（320円）、「クランベリークリームチーズ」「白ごまきんぴらごぼう」「枝豆ベーコンチーズ」（以上340円）など約15種類。 　鶴澤さんは「『ベーグルは硬くてパサパサしているもの』と思ってベーグルを敬遠するのはもったいないと、ベーグル初心者でも、飽きずにベーグルらしさを楽しめる食感のものを用意した。中の具材を変えると実は無限に楽しめるベーグルを、おにぎりみたいな感覚で食べてもらえるとうれしい。ベーグルの面白さを知ってもらったら、ほかの店のものも含め、さまざまな食感があるベーグルの世界を知ってもらえれば」と話す。「今後、作ってみたいベーグルはいっぱいある。店を開く時に嘉瀬町扇町地区の皆さんに大変世話になったので、地域の人に愛してもらえるベーグルも長く提供していきたい」と意欲を見せる。 　営業時間は12時～（売り切れ次第閉店）。日曜～火曜定休。