ラグビー日本代表・松田力也、来季も国内でプレーが濃厚 仏1部からオファーも「ワイルドナイツを目標にしていくことも必要かなと」
ラグビー日本代表の合宿が11日、宮崎市内で公開された。昨年のW杯日本代表で、今季限りで埼玉(旧パナソニック)を退団したSO松田力也が取材に応じ「(埼玉)ワイルドナイツを目標にしてやっていくところも、必要なのかなと。3、4年先をみた時に、ワイルドナイツでやるよりもそこを目標にした方がもう一つ、くるものがあると考えた」と、新たな所属先は国内チームであることを示唆。関係者によればフランス1部の複数チームからオファーもあったが、来季もリーグワンでプレーするとみられる。 松田は今季リーグワンで、埼玉の正司令塔としてレギュラーシーズン全勝、プレーオフでは準優勝に貢献。「埼玉でラグビーをすることは間違いではないと、もちろん思っている」としつつ「今回(代表合宿)もそうだが、ジェイミー(・ジョセフ前HC)からエディーさんに変わって、エディーさんのラグビーを2日間やっただけでも、違うラグビーのうれしさ、新鮮さがあった。そういうところが欲しいのもあった」と、自身の成長を見据えて移籍を決断した。以前から海外挑戦への思いもありつつ「現実的に、30歳でただ試合数を重ねるだけではプラスにはならない。しっかり体を作って27年に向かっていかないと。どこに向かっていくのが一番いいかを、たくさん考えた」と説明。移籍先はトヨタ(旧トヨタ自動車)が有力と見られる。 日本が4強入りを目指す2027年W杯に向けては、チームの軸として活躍が期待される松田。今合宿は体調不良の影響でこの日も別メニュー調整となったが、13日からは全体練習にも復帰し、22日のイングランド戦(国立)でのメンバー入りを目指す。「BKでも経験もあるし、色々なラグビーを知っている分、引き出しも含めて判断力、スキル、声でもチームをリードして引っ張っていきたい」と、新生エディー・ジャパンの初戦に向け意気込んだ。
報知新聞社