旧優生保護法訴訟 原告の勝訴確定 国の上告「不受理」に〈宮城〉
仙台放送
旧優生保護法で宮城県内の男性2人が国を訴えた裁判で、最高裁判所は国の上告を不受理として退ける決定をしました。これにより原告の勝訴が確定しました。 原告 千葉広和さん(75) 「長年声を上げてきたことが実り、心から嬉しく思います」 宮城県内に住む千葉広和さんと、80代の男性は旧優生保護法のもと、不妊手術を強制されたとして国に賠償を求める裁判を起こしていました。去年10月、仙台高等裁判所は一審につづいて、国に対して原告それぞれに1650万円の賠償を命じていました。 国は不服として、最高裁に上告しましたが、7月4日、最高裁第一小法廷の岡正晶裁判長は国の上告を不受理としました。 原告 千葉広和さん(75) 「長い戦いが終わったことにほっとしています」 原告 80代男性 「目から涙が出るほどうれしかった」 旧優生保護法をめぐる裁判で、7月3日、最高裁大法廷は県内の女性2人を含む5件で「旧優生保護法は違憲」として国の賠償責任を認める統一判断を示していました。
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