「ロボットなんじゃないか」兵庫・斎藤知事に不信任決議案可決 パワハラ疑惑へ「謝罪なし」通す“鋼のメンタル”の不気味
9月19日午後の兵庫県議会本会議で、斎藤元彦知事の不信任決議案が全会一致で可決となった。 【画像】斎藤知事、実家は“白亜の大豪邸” 斎藤知事は「あらためて、県民のみなさんにおわびする。いまの状況を招いているのは、私自身」などとコメントしたが、自らの進退については明言しなかった。 7月7日に自死した、元西播磨県民局長が残した「告発文書」をきっかけに、7月10日、県職員労働組合が斎藤知事に辞職を申し入れた。さらに2日後の7月12日には、片山安孝副知事が7月末での辞職を表明。片山副知事は、斎藤知事にも辞職を持ちかけたが、拒否されたことを明かしている。 同じ7月12日には、元局長の遺族が、彼が遺した『死をもって抗議する』というメッセージ、疑惑の根拠となる音声データ、詳細な陳述書を『百条委員会』に提出している。 「さらに、斎藤知事には“おねだり疑惑”も浮上。地元の関係者からワインやカニ、カキなどの提供を受け、それをすべて自宅に持ち帰るなどして“私物化”していたというものです。 しかしながら斎藤知事は、百条委員会の証人尋問などの場で、これらの疑惑についていっさい認めず、また謝罪もしてきませんでした。県内外から辞職を勧告する声は多く聞かれていましたが、それでもなお、職を辞することはありませんでした」(政治担当記者) 今回の不信任決議案は、19日に始まった県議会に先だって辞職しなかったことで「県政に深刻な停滞と混乱をもたらした政治的責任は免れない」として提出されたものだ。 「県議86人の全員から辞職を要求されるというのは、異例の事態です。可決した以上、今後、斎藤知事は『辞職』か『議会解散』かを10日以内に選ぶことになります」(同前) 冒頭のように、県民に対しては「おわび」という言葉を使った斎藤知事だが、パワハラ疑惑の被害者に対しての謝罪の言葉は、いまだにない。 「謝罪することが、自らの非を認めることになると考えているのかもしれません。ここまで批判されても自分のスタンスを曲げないさまは、まさに“鋼のメンタル”です」(同前) Xでも、“謝罪なし”に不気味さを感じる人が目立つ。 《なんで「ごめんなさい」のひと言が言えないのだろう???》 《ご遺族への 謝罪や弔いの言葉がまったく出ない人が 知事を続けるのは 兵庫県民として容認できません》 《ここ何週間も毎日のぶら下がり会見で、まっっっったく同じ受け答えを繰り返すしかしないって、ロボットなんじゃないかと思えてたわ》 《この期に及んでまだ自分の何が悪いのか言わないの怖すぎ》 知事の動向に、兵庫県民以外からも注目が集まっている。