「子どもを守れるように」不審者の侵入想定 保育園で訓練「110番映像通報システム」も活用 福島・郡山市
テレビユー福島
保育園に不審者が侵入してきた際の対応を確認する訓練が、12日、郡山市で行われました。 郡山市の星ヶ丘保育園で行われた防犯訓練では、不審者が現れた際の対応を確認することを目的に、0歳から6歳までの園児30人と職員10人が参加しました。訓練では、黒いフードを被った怪しい男が保育園の敷地に入ってきます。 避難誘導する職員「頭低くして!」 園の職員はまず、男が建物の中に入ってこないよう入口や窓の鍵をかけ、子どもたちを集め、1つの教室に避難させます。そして…。 県警・通信指令課「ありがとうございます。怪しい人の姿が確認できました」 今回の訓練で使われたのが、去年から県警に導入された「110番映像通報システム」。スマートフォンで撮影した映像を警察と共有し、警察官が到着するまでの間、現場の状況をより詳しく伝えます。最後は、駆け付けた警察官が男を確保しました。 星ヶ丘保育園・小野祐子園長「先生たちの声かけが早く、すぐに避難することができた。みんなで声をかけて、子どもを第一に守れるように判断していきたい」 訓練のあとは警察による防犯教室も開かれ、知らない人にはついて「いか」ないなど、身を守るための行動をまとめた標語「いかのおすし」を学んでいました。この保育園では、今後もこうした訓練を続けていくということです。
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