<木梨憲武>「全員ピースになるのが目標」 「木に梨はなる」イベントは豪華キャストに“直電”でキャスティング
当日に向けて、「どのくらいの絵の具の量で、どのくらい水で薄めた方がいいのか。ゆるい方がいいのか、多少ボテボテの方がいいのか。ミュージシャンの人には太鼓の上にどのくらいで跳ねるのかとか、明かりをどうしたらお客さんに届くように見てもらえるのかとかなど何度もテストしている」といい、「いくつの作品ができるのかも楽しみな現場」と声を弾ませる。
また開催までの“課題”として、「あるミュージシャンの後ろで踊らせてもらうと思っているけど、作品に結びつける上で歌手の方が絵の具でぐちゃぐちゃになってくれるのか。白の衣装にしてくれるのかなどは本人と事務所との兼ね合い(笑い)。1カ月くらいあるので、どこまでやってくれるか。どこまで楽しめるか。どのぐらいが頃合い良いのか。探しています」とユーモアを交えて話す。
「どっかにアートという意識を持ちつつ、音楽を聴いて喜んでもらう。そこにダンスやパフォーマンス、デジタルやアナログなものが入り乱れたり、スポーツ選手やお笑いの人たちが張り切ってくれたり、本当に実験ライブ。やったことがないのでやりたい。お客さんも含めて全員ピースになるというのが目標です」(取材・文:遠藤政樹)